【ロンドン=佐竹実】米アマゾン・ドット・コムが英国の料理宅配サービスのデリバルー株を取得することについて、英競争・市場庁(CMA)は27日、本格的な調査に乗り出すと発表した。業界の競争を阻害する可能性があると指摘してきたが、両社から十分な説明が得られなかったためとしている。アマゾンによる独占への警戒も背景にあるとみられる。
デリバルーは5月、アマゾンなどから5億7500万ドル(約630億円)の出資を受けると発表した。デリバルーはアマゾンを少数株主として迎える予定だった。CMAはこれについて、他社の参入と競争を妨げ、消費者が不利益を被る可能性があるとして調査。両社に説明を求めていた。
デリバルーは2013年創業の成長企業で、ドイツやフランスなどにも事業を拡大している。アマゾンは16年に英国で料理宅配事業を始めたが2年で撤退しており、デリバルーへの出資を通じた展開を模索していた。
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December 28, 2019 at 01:39AM
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英競争当局、アマゾンの出資を本格調査 料理宅配めぐり - 日本経済新聞
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