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Wednesday, January 8, 2020

複数の料理人のメニューを1カ所で楽しめるシェアダイニングの経営を支援!【アスラボ】 - 株式会社外食産業新聞社

 料理人の起業・経営を支援する事業を展開するアスラボ(東京・南青山、片岡義隆社長)は、料理人の起業・運営をITで効率化するシステム「OKAMISAN」を開発し、2019年12月に栃木・宇都宮で同社が運営・プロデュースする「オリオン横丁」など複数の料理人の料理が楽しめるシェアダイニングで導入した。今後、飲食店オーナーやデベロッパーなどとの協業を進める

 「OKAMISAN」は多業種・複数店舗業態から個店まで、すべての飲食店に対応する「Share Dining “Growth” System(シェアダイニング グロース システム)」を掲げ、飲食店の起業から店舗経営のノウハウまで、それぞれの職種に応じてサポートするITツールとして開発された。

 具体的には、まず店舗マネージャー向けとして、シェアダイニングなど時間帯により厨房を複数店舗でシェアする際の施設運営の統合管理や、 タブレットで提供するセルフオーダーシステムとのリアルタイム同期、 POSレジとウェイターサービスとのリアルタイム連携、 売上管理・購買分析、 出店したい料理人の募集・応募管理、アルバイト募集のWEB出稿・募集・応募・採用管理、応募者へのメール配信などを、パソコンで一括管理できる。

 料理人・ホールスタッフ向けには、リアルタイムに売上確認でき、メニューの登録・編集機能(タブレットとリアルタイム同期)や メニューや店舗情報の多言語表示(日本語、英語、中国語、韓国語に自動翻訳)、品切れのリアルタイム管理、 時間帯別のメニュー自動切り替えなどで業務をサポートする。

 そのほか、料理やドリンクの独自売上データを蓄積し、属性別、時間帯別、和洋中などの業種別のデータを機械学習・解析し、データマーケティングにも活用できるという。同社は「『OKAMISAN』を活用することで、実力・熱意ある複数の料理人のバリエーション豊かなメニューを、タブレット一つで楽しみながら注文できる『シェアダイニング』の運営や、ビッグデータ解析により世界中の料理の中からお客さんの嗜好に合ったものを提供するなど、新しい食体験を提供できる」と話す。

 それを実際に形とするために、今夏にはJR東日本が東京・新大久保駅直上に開業する「新大久保フードラボ(仮称)」に「多国籍シェアダイニング(仮称)」をコンセプトとした、世界各国のさまざまなジャンルから複数の料理人が時間帯によって厨房をシェアリングし、バリエーション豊かな料理を提供するシェアダイニングをオープンする予定だ。

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