前日の余った食材を、とにかく巻いたり包んだりすればいい
皆さんは普段の食事でトルティーヤを使うことはありますか?
トルティーヤは中南米などで日常的に食べられている、薄焼きのパン。
材料はとうもろこしのものと小麦粉のものがあって、それぞれいろいろな使い方で食べられています。
とうもろこしのトルティーヤでつくる代表的な料理は、タコス。タコス用に味付けした肉と野菜を挟んで食べるものですね。
小麦粉のトルティーヤでつくるものだと、コンビニエンスストアでもお馴染みのブリトーがあります。
要は、トルティーヤでなにをつくってもいいんですよ。
さて、日本で手軽に手に入るのは小麦粉のトルティーヤなので、今回はそれを使います。
我が家ではちょっと手抜きだけど豪華っぽく見えるメニューとして、たびたびトルティーヤが登場します。
こちらは、ある日の我が家の夕食。
なんとなくパーティー感が出てると思いませんか? 普通の日なのですが。
トルティーヤは自分で焼いてもつくれますが、うちのはさらに手軽さを重視して冷凍食品です。
最近はスーパーや通販などで簡単に買えます。
しかも安い! うちで愛用しているのは、某スーパーにある12枚で200円くらいのものです。
ついでに瓶詰めのサルサ(トマトのスパイシーなソース)を買えば、簡単にタコスっぽいものができます。
こんな感じで、各自好きなように具をチョイスして、
巻いて、後はガブっと豪快にかぶりつくだけです。
さてさて、これはわりときちんと準備してつくったものですが、これから提案するのは
いわば「雑トルティーヤ」なのです。
そう、もっと雑に簡単に、余りものだけでつくってしまいましょう。
そして、雑な料理なので料理名も筆者が適当につけました。
大きく分けて、フレッシュな野菜やサルサソースを入れてサッと巻いたものがタコス、しっかり巻いて加熱したものがブリトー、その他は適当です(その辺はあまり突っ込まないようにお願いいたします) 。
冷凍のトルティーヤは袋ごと冷蔵庫に移して、自然解凍しておきます。
「夕食のおかずの残り」をトルティーヤで巻いて朝食にしてしまう
夕食のおかずが微妙に残っちゃう時ってありますよね?
もしなかったら、あえて少し残してみましょう。
豚の生姜焼きタコス
【材料】(1人分)
・トルティーヤ 1枚
・豚の生姜焼き 夕食で残った分
・レタス 1枚
・サルサソース 大さじ1
・小ネギ 適量
・青唐辛子(好みで) 1/2本
これはある日の夕食の豚の生姜焼き。
これが微妙な量の残り。これでは、次の日のランチにはもの足りないなーといった感じです。
そこで、トルティーヤを取り出すのです!
そして、フライパンで弱火で両面30秒ずつくらい焼きます。
こんがりと香ばしく焼けたトルティーヤを皿にのせます。
まずレタスをのせて、
食べたい量の生姜焼きと小ネギをのせて、
サルサソースをかけます。
別にかけなくても良いのですが、今回はタコスっぽさを出すためにかけてみました。
さらに、輪切りの青唐辛子をトッピングしてインパクトをプラス。
この辺の味付けは好みで良いので。辛さに強くない人は真似しないでください。かなり辛くなります。マヨネーズなんかもおすすすめです。
グワシっと巻いてかぶりつきます。
さっきの残りの生姜焼きで、これが2個できるので立派なランチになるんじゃないでしょうか?
肉じゃがのブリトー
【材料】(1人分)
・トルティーヤ 1枚
・肉じゃが 夕食で残った分
・シュレッドチーズ 好きなだけ
・小ネギ 適量
これは少し余った肉じゃが。いや、あえて残しておきました。
冷蔵庫から出したばかりのトルティーヤは固いので、電子レンジで少しだけ温めておきます。
肉じゃが、チーズ、小ネギを盛り付けて、力いっぱい巻いて円柱形にします。
巻き終わりの部分を下にして、電子レンジでチン。今回は600wで2分程度。
電子レンジによって違うと思うので加減してください。全体が温まってチーズが溶ければOKです。
切ってみると、チーズがとろ〜り!
肉じゃがって基本、肉とじゃがいもなので当然チーズとの相性はばっちり。
うまいに決まってます。
ちなみに自分1人で食べる場合は、別に切らなくて良いのです。1本そのまま手で持ってかぶりつけば良いのです。その方が食べやすいですし。
ご飯をトルティーヤで巻けば、持ち運びも楽チンな「映えランチ」に
トルティーヤにはご飯を巻いてもいいのです。
事実、本場のブリトーにはよくライスが入っています。
ご飯入りのブリトーはお弁当にもぴったりです。
ご飯を巻く場合も、トルティーヤは電子レンジで軽く温めておいた方がおいしいです。
サバ缶ライスブリトー
【材料】(1人分)
・トルティーヤ 1枚
・レタス 1枚
・ご飯 半膳分程度(50〜80gくらい)
・サバ缶 1缶の1/3程度
・小ネギ 適量
・醤油 適量
・マヨネーズ 適量
トルティーヤ、レタス、ご飯の順番で重ねます。ご飯の量は好きなだけで良いのですが、多すぎると巻けなくなります。
サバ缶の中身も好きなだけのせます。小ネギも好みでトッピング。
これも好みで入れても入れなくてもいいのですが、醤油を一垂らししてマヨネーズをかけます。
力一杯巻きます。
巻き終わりは指に少し水をつけて、ぎゅっと押し付けるとくっつきます。
この時に、ラッピングペーパーで巻くとおしゃれな感じに。ラップで包むと食べやすいです。
切ります。
こんな感じに。特に加熱せずに簡単にできました。
ピクニックなどに良いんじゃないでしょうか?
もっとサバをたくさん入れても良かったなと思いました。
ソーセージライスブリトー
【材料】(1人分)
・トルティーヤ 1枚
・ソーセージ 1本
・味付きライス(チキンライス、ピラフなど) 半膳分程度(50〜80gくらい)
・シュレッドチーズ 適量
ライスは余っているものでもなんでも良いのです。
今回はオムライスの中身の、チキンライスの具のない部分を残しておいて使いました。
トルティーヤ、ライス、ソーセージ、チーズを重ねていきます。
これを力一杯巻いて、巻き終わりを下にします。
電子レンジで加熱します。これも肉じゃがブリトーと同じで600wで2分程度。
切って盛り付けたらこんな感じ。チーズは溶けて、ライスに吸収されています。
明太子ご飯ブリトー
【材料】(1人分)
・トルティーヤ 1枚
・好きな葉物野菜(大葉がおすすめ) 適量
・明太子ご飯 半膳分程度(50〜80gくらい)
・小ネギ 適量
葉物野菜については、明太子に合うと思えるものであればなんでもいいです。
おすすめの大葉だと、5枚くらいは使った方が香りが強く出ると思います。
明太子ご飯は、夕食などで残ったご飯に明太子を好きなだけ入れて混ぜておきましょう。
これは重ねて巻くだけで、加熱はしません。
食べる時にマヨネーズをつけるのもおすすめ。
熱々サクサクの「焼きブリトー」もうまい
ブリトーはレンチンで加熱しても美味しいのですが、実はフライパンで香ばしく焼いたものもイケるのです。
ハムとチーズとバジルの焼きブリトー
【材料】(1人分)
・トルティーヤ 1枚
・ハム 2枚
・チーズ(好みのもの) 1枚
・バジル 好きなだけ
なんとなくピザっぽいというか、イタリアンっぽい具にしてみました。
すべての具をのせて巻きます。
両端を曲げた状態にしておきます。
フライパンで弱火で両面5分くらいずつ焼きます。
今回は溶けないチーズだったのですが、とろけるタイプのチーズだととろ〜りとなります。
これは昼下がりのワインに合わせたいですね。
トンカツも、メンチカツも。とにかく余ったら包んじゃおう
トルティーヤが冷蔵庫に入っている時には、なんでもかんでも包んでしまいます。
特に揚げ物はトルティーヤと相性がいいのです。
包むと残りものでも新鮮な気持ちでいただけますよ。
どちらも、フライパンでトルティーヤを軽く焼いておいた方がおいしいです。
ヒレカツのラップサンド
【材料】(1人分)
・トルティーヤ 1枚
・ヒレカツ あるだけ
・レタス 1枚
・ソース 適量
・マヨネーズ 適量
全部を包んでパクッと食べるだけです。
メンチカツのタコス
【材料】(1人分)
・トルティーヤ 1枚
・メンチカツ 1個
・レタス 1枚
・サルサソース 大さじ1
・チーズ 適量
これも組み合わせるものはなんでも良いのですが、ヒレカツと違うものにしてみました。もとが牛肉のメンチカツだったので、タコスにしてもなんの違和感もありません。
両手でギュッと包んで食べます。
甘いものを包んでクレープ風にも
デザートもトルティーヤでつくっちゃいましょう。
チョコバナナクレープ風トルティーヤ
【材料】(1人分)
・トルティーヤ 1枚
・板チョコ 好きなだけ
・バナナ 1/2本
・ホイップクリーム 好きなだけ
トルティーヤは電子レンジで軽く温めておきます。
ホイップクリームはスプレータイプの缶入りのものを使いました。板チョコもたまたま家にあったもの。
気軽にその辺にある甘いものを巻けば良いのです。
巻いたら、一気にパクッとかぶりつきます。
さてさて、今回はとにかくその辺にあるものをトルティーヤで巻いてみました。
トルティーヤが冷蔵庫に入っていると、いつものおかずや残り物が新鮮な気持ちでいただけると思うのです。
巻き方は、雑で良いのです。
今回はなかったのですが、パスタやカレーライスを巻いても良いのですよ!
みなさまもおいしいトルティーヤの組み合わせがあったらぜひ教えてくださいね。
書いた人:工藤真衣子
カメラマン。美しい人が好きなのでグラビア、音楽が好きなのでライブ写真、映画やドラマが好きなのでスチール写真、美味しい食べ物が好きなのでグルメ写真。雑誌、WEBなど各メディアで活動中。趣味は美味しい料理を作って食べること。子供写真スタジオ「アトリーチェ」の経営もしております。
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