出典:日経クロステック、2021年8月20日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
子どものスマートフォン利用が進んでいる。総務省が2021年4月20日に公表した「我が国における青少年のインターネット利用に係るフィルタリングに関する調査」によると、未就学児(5~6歳)のおよそ30%がスマホを利用していた。
それ以上の世代のスマホ利用率を見ると、小学6年生で50%程度、中学2年生で70%強、高校生では95%を超えた。この調査は(1)同居する末子が未就学から高校3年生、(2)末子がスマートフォンを利用している、(3)末子のフィルタリングサービス利用状況を把握している、(4)末子のスマートフォンがインターネットに接続できる――といった条件に該当する6500人の保護者の回答を分析したものだ。
スマホ利用率には、家族共有のスマホや親のスマホを借りて利用するケースも含まれるが、自分専用のスマホを持つ子どもに絞ると、未就学児で13.0%、小学高学年で52.5%となった。未就学児から小学生の間に共用スマホで少しずつ慣れ親しみ、高校生では利用率が99.1%になり本格利用している様子が浮き彫りとなった。
しかしスマホを通じて接するネットの世界は、決して子ども向けとはいえない。掲示板やブログなどで真偽が怪しい情報を掲載するサイトや、アダルトや残虐なコンテンツを掲載する有害サイトなど、子どもが目にすべきではないサイトは少なくない。
こうしたこともあり、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」の改正法が2018年2月に施行され、 18歳未満の青少年がスマホや携帯電話の契約・機種変更をする際、格安スマホを含む携帯電話事業者は有害サイトにアクセスできないようにする「フィルタリング」の設定が義務づけられた。なおフィルタリングは携帯電話事業者が提供するサービス以外に、スマホの機能やアプリにより提供される場合もある。
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