
[東京 17日 ロイター] -
<12:45> 後場寄りは戻り歩調、日銀の現状維持受け買い戻す動きも
後場入りの日経平均は戻り歩調。日銀決定会合は政策現状維持で「利上げがあると読
んでいた投資家の買い戻しが入ったようだ」(国内証券)との声も聞かれ、昼休み中に先
物が急速に戻し、連れて現物にも買いが入って2万6000円まで引き戻した。
ただ、買いの勢いは強くない。引け後に行われる黒田総裁の記者会見を見極めたいと
のムードがあるほか、週末とあって手掛けにくいことから、戻り一巡後は模様眺めとなっ
ている。
<11:50> 前場の日経平均は急反落、景気減速懸念で 日銀会合後に先物戻す
前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比572円70銭安の2万5858円5
0銭と、急反落した。世界的な利上げ機運から景気減速懸念が強まり、広範囲に売られる
展開となった。ただ、引け後に日銀政策決定会合で金融政策が現状維持と伝わると先物が
買われ、9月限は2万6000円台を回復。後場は戻り歩調となることが想定されている
。
16日の米国株式市場は急落し、ダウ工業株30種が終値で3万ドルを割り込
んだ。米連邦準備理事会(FRB)の27年ぶり大幅利上げに続き世界の主要中央銀行が
インフレ対応に利上げを進める中、リセッション(景気後退)懸念が台頭している。
スイス国立銀行(中央銀行)とイングランド銀行(英中央銀行)も利上げを決定した
が、スイスについては利上げを予想する声がなかっただけに、サプライズ感が強く、前日
の夕方に日経平均先物が急落。米株下落も重なり日本株は朝方から全面安商状となった。
国内についても、きょうの日銀政策決定会合において、政策変更の可能性がゼロでは
ないとの指摘もあった。世界的な景気減速が懸念されており、外為市場でドル安/円高に
振れたことも手伝い、輸出関連株を中心に売りが広がった。
もっとも、売りが一巡した後は、日銀会合の結果を見極めたいとの見方から、安値圏
でのもみあいに終始。前引けにかけて見送りムードが強まった。
東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏は、これから行われる総
裁会見で「黒田総裁の発言内容が微細にわたってチェックされるとみられ、それによって
マーケットは激変する可能性もある」と語っていた。
TOPIXは2.03%安で午前の取引を終了し、後場は日銀によるETF購入の思
惑が高まりそうだ。東証プライム市場の売買代金は1兆6071億6200万円。東証3
3業種では、繊維業、食品業を除く31業種が値下がりしている。個別では、トヨタ自動
車など主力の輸出関連株が軟調。東京エレクトロンなど半導体関連株も
さえない。半面、京王電鉄など電鉄株に上昇する銘柄が目立つ。
プライム市場の騰落数は、値上がり216銘柄(11%)に対し、値下がりが157
2銘柄(85%)、変わらずが50銘柄(2%)だった。
<11:10> 日経平均は安値圏でもみあい、日銀会合控え徐々に模様眺めに
日経平均は安値圏でもみあい。2万5800円台で推移している。「日銀政策決定会
合の内容、さらには黒田総裁の会見における発言一つで、株価は上にも下にも大きく振れ
る可能性が極めて高い」(国内証券)との声が聞かれ、新たなポジションが取りにくいと
いう。先物の板も徐々に薄くなっており、徐々に模様眺めとなってきた。
物色面では個別銘柄で押し目を買う動きが出ている。市場では「世界的な景気後退の
不安があるが、日本株は時価よりも下値は割安であるため、投資家が個別で銘柄を拾って
いるようだ。業績悪化懸念と割安感で強弱が対立するのではないか」(雨宮総研・代表の
雨宮京子氏)との指摘もあった。
<10:20> 日経平均は下げ幅拡大、一時700円超安 日銀会合巡る思惑も
日経平均は下げ幅を拡大し、前営業日比570円安の2万5800円台半ばで推移し
ている。寄り付き後に下げが加速し、一時、700円以上下落する場面もあった。
日銀の金融政策決定会合の結果発表を控え、市場の一部ではイールドカーブ・コント
ロール(YCC)政策の修正の思惑も広がっている。
マーケット参加者からは、日銀は一貫して緩和姿勢を維持してきただけに、仮に政策
変更するとなると、十分な説明が必要になるとの指摘が出ている。「ロジックに一貫性が
ないままの変更となれば、市場としては今後の政策を見通しにくくなる。先行きへの不安
感から日本株はマイナスの反応になる可能性もあるのではないか」(国内運用会社)との
声が聞かれた。
<09:07> 寄り付きの日経平均は大幅反落、2万6000円割れ 5月13日以来安値
寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比443円00銭安の2万5988
円20銭となり、反落した。日経平均が2万6000円を下回るのは、5月13日以来。
米国をはじめ主要中銀の利上げ発表が相次ぎ、世界景気の後退懸念が意識され、前日の米
株市場では主要3指数が下落した。この流れを引き継ぎ、日本株市場でも全面的に売りが
先行している。
東証33業種、全ての業種で値下がりしており、輸送用機器、精密機器、機械が値下
がり率上位に入っている。
<08:27> 寄り前の板状況、アイルが買い優勢 泉州電業は売り優勢
東証プライム市場の寄り前の板状況では、買い優勢と売り優勢のそれぞれ上位銘柄群
は以下の通り。
買い優勢
銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値
率 気配 配 配
1 アイル 20% 1,76 1,76 1,76 1,46
2 1 2 2
2 JSR 18% 4,29 4,29 4,30 3,63
8 5 0 0
3 日比谷総合設備 18% 2,24 2,24 2,24 1,89
4 4 4 7
4 理研計器 18% 4,55 4,55 4,55 3,85
0 0 0 0
5 アグロ カネショウ 13% 1,41 1,41 1,41 1,25
2 2 2 4
6 テイカ 12% 1,37 1,37 1,37 1,22
7 6 7 8
7 山陽特殊製鋼 12% 2,27 2,27 2,27 2,03
4 4 4 2
8 ヤマシンフィルタ 12% 353 352 353 315
9 山陰合同銀行 12% 750 749 750 671
10 芝浦機械 10% 3,10 3,10 3,10 2,82
5 5 5 6
売り優勢
銘柄名 騰落 MID 買気 売気 終値
率 気配 配 配
1 泉州電業 -19% 4,24 4,24 4,24 5,24
0 0 0 0
2 テクノプロHLDG -19% 2,12 2,12 2,12 2,62
4 4 4 4
3 デジタルガレージ -19% 2,98 2,98 2,98 3,68
5 5 5 5
4 セコム -18% 6,64 6,64 6,64 8,14
7 7 7 7
5 フルサト・マルカHLDG <712 -18% 2,30 2,30 2,30 2,80
8.T> 3 3 3 3
6 テラスカイ -16% 1,20 1,20 1,20 1,43
1 0 1 5
7 アイネス -15% 1,30 1,30 1,30 1,52
0 0 0 3
8 ピアラ -14% 601 600 601 701
9 RPA HLDG -14% 322 321 322 372
10 エル・ティー・エス -13% 2,95 2,95 2,95 3,40
5 5 5 5
(
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