共働き・子育て世帯における「家事分業」はもはや当たり前になっている。その中で、世のパパたちは「料理」とどのように向き合っているのだろうか?
そこでこのほど、旭化成ホームプロダクツと家事/育児サポートアプリ開発の株式会社Fam-Timeが共同で立ち上げた「共働きファミリー応援!トモショクプロジェクト」による、「共働き世帯の料理事情に関する意識調査」が行われたので、その結果を紹介していきたい。
令和時代の父親は、家族のために日常的に料理を作る世代
「普段、1週間に何日程度家族全員で夕食を食べるか」と尋ねる調査が行われたところ、「週4日以上夕食を家族全員で食べる」父親は57.7%という結果に。さらに、40~50代では「毎日」と答えた人が約20%、「週4日以上」が50%未満となった。
一方で、20~30代では「毎日」と答えた人が約30%、「週4日以上」が約70%となり、若い世代の父親ほど家族との夕飯の時間を確保していることがうかがえた。
また、父親の約46.4%が「週1回以上夕食を作っている」と回答。20代では「週2~3日以上夕食を作っている」と答えた人が4割を超え、さらに22.6%は「週4日以上」と回答。他方、40代で「週4日以上」はわずか6.9%に留まっている。
Q.普段、1週間に何日程度家族全員で夕食を食べる?
20~30代の若いパパほど料理のスキルアップに対するモチベーションが高い傾向に
「料理のスキルを上げたいと考えているか」と尋ねる調査では、20~30代の8割近くが「はい」と回答し、料理に取り組む意欲の高さをうかがわせた。
Q .料理のスキルを上げたい?
20代パパの料理は買い物からレシピまでインターネットやスマホをフル活用
「レシピ、料理、献立の参考にインターネットやアプリサービスを使用したことはあるか」と尋ねる調査が行われたところ、40~50代の父親では「使用経験がない」と答えた人が約3割となった一方で、20~30代の約9割が「使用経験がある」と回答した。
Q. レシピ、料理、献立の参考にインターネットやアプリサービスを使用したことがある?
「献立作り」が苦手!料理プロセス苦手1位「献立作り」36.4%
「料理プロセスのなかで苦手なもの」を尋ねる調査が行われた。ちなみにプロセスは以下のように定義。
買い物/献立作り/在庫・冷蔵庫の管理/料理/食卓の片づけ・整理/後片付け・皿洗い/ゴミの分別/ゴミ捨て食材保存・冷凍/作り置き/弁当作り
父親では「献立作り」が1位に。料理(24.8%)スキルのアップも課題だが、何を作ればいいかわからないパパが多いようだ。ちなみに、母親の場合も1位は同じで、49.2%が苦手と回答。世代。性別を超えて献立作りのサポートニーズがあることがうかがえる。
【共働き子育て世帯:父親の苦手なもの】
1位 献立作り(36.4%)
2位 料理(24.8%)
3位 食卓の片付け・整理(20.5%)
4位 後片付け・皿洗い(19.5%)
5位 弁当作り(15.9%)
※全体n=483
【共働き子育て世帯:母親の苦手なもの】
1位 献立作り(49.2%)
2位 料理(29.7%)
2位 後片付け・皿洗い(29.7%)
4位 食卓の片付け・整理(25.8%)
5位 作り置き(25.6%)
※全体n=472
若い世代ほど保存・冷凍ニーズあり。週1回以上実施。20代55.6%、40代28.7%
さらに、料理をする若い世代の父親ほど、食材や料理の保存頻度が高いことも明らかになった。
食材や料理の保存を週4日以上実施する人の割合を見ると、20代が19.4%、40代が6%とさらに差が広がる結果に。若い世代ほど、料理を習慣にしていることがうかがえる。
20~30代は学校、料理教室、パートナーと、幅広く学ぶ機会あり。夫婦でキッチンに立つ世代
料理を学ぶ機会も世代によって違うことが分かった。特に、1993年から中学校、1994年から高校で家庭科の男女必修化であった世代は学校で料理を学んでいる(20代・20.2%、40代・4.3%)。
また、夫婦での料理シェアがすすむ20代~30代では、妻から教わる率が20代→29.5%、30代→31.2%と高いスコアになった。
ちなみに40代は9.5%しか妻から料理を教わっていなく、料理を学ぶ機会が少ない世代だということが分かる。
■調査企画監修 パパ料理研究家 滝村雅晴(Fam-Time CMO)メッセージ
滝村雅晴
家族のために料理をする父親を増やす活動を10年行ってきたパパ料理研究家という視点から、本調査を通して、令和時代の父親の家庭料理の実態と課題分かりました。
50・60代以降は「男子厨房に入らず」がまだ残る世代。40代は「男子厨房で楽しむ」趣味料理で、妻からは「男子厨房に入るな」と言われ、片付けが苦手な世代。
30代は「男子厨房で悩む」役割分担で料理をしなければいけないが、手間だと感じている世代。そして共働き世代のこれからのモデルになる20代は「男女厨房を共有する」家事シェアが進んできている世代だと感じました。
今後は、働き方改革や、男性の育児休暇取得促進の流れも受け、働きながら夕食を共にする家族が増えるでしょう。
それに伴い父親の家事参画が広がる際に、世代別にあった共働き家族や父親向けの料理サポートサービスが必要になります。それを、料理サポートアプリFamCookを開発するFam-Timeは、本プロジェクトを通して開発していきます。
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象エリア:全国
調査対象者:共働き子育て世帯の父親、母親
有効回答数: 共働き子育て世帯 父親=584、母親=475
調査実施期間:2019年10月11日~10月13日
出典元:料理サポートアプリ「FamCook」×旭化成ホームプロダクツ「共働きファミリー応援!トモショクプロジェクト」
構成/こじへい
"料理する" - Google ニュース
December 12, 2019 at 04:55PM
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