―[ひろゆき連載コラム「僕が親ならこうするね」]―
インターネットと子供。どういう距離感で付き合わせるか?
インターネットを子供が使いこなすことを期待するのは難しいです。なので、子供がインターネットに触れるなら、ルールを作ると良いと思っていたりします。それがどんなルールなのか?と聞かれたら、「やけどをするから熱いものに触らない」というくらい明確なものを定義するのは難しいです。
そんななかで、まず、親ができることは、子供が使うスマホのフィルタリングだと思うのですね。
インターネットは知の宝庫なので「さまざまな情報に触れる機会を減らすので、フィルタリングはしないほうがいい」という意見もありますけど、例えばですが、ネットには家庭で簡単にできる毒薬や爆弾の作り方や、苦しまずに自殺する方法なども載っていますし、SNSなどのネットコミュニティで他の人からこういったことを聞けてしまうというのもあります。
少なくともそういった情報というのは、子供は知らないほうがいいと思うので、フィルタリングはしたほうがいいと思うのですね。
とはいえ、フィルタリングを導入したからといって、安全になるかと言われれば違ったりします。携帯電話キャリアはスマホのフィルタリングをすると安全になると宣伝をしていますけど、優秀な子供はフィルタリングを回避するような抜け穴を簡単に探し出せてしまいます。
国内の情報統制をしようとする中国が国家の威信をかけて「金盾」というインターネットの制限システムをつくっていますけど、いくらでも抜け道が出てきているくらいですからね。
それならなんでフィルタリングを導入するのか?という話になるのですが、それは子供に「抜け道を使って情報を閲覧しようとすることはやってはいけないことで、バレたら怒られる」という自覚を持ってもらうためなのですね。
大事なことは、子供が「見ると怒られる情報がある」ということを認識して、例えその情報を見たとしても、実行するのに二の足を踏むような状態にすることだったりします。
それだと危ないと思う親御さんもいるとは思いますが、実際にフィルタリングを突破して何かを閲覧したとしても、実は大したものではないということもすぐにわかると思うので大丈夫だと思うのですよ。
では、実際に情報に触れると仮定して、子供がネットの情報とどう付き合えばいいか?という話になると思うのですが、大人でも真贋が難しく、騙される人が出てきたりする情報の真贋の見極めを子供に求めるのは酷だったりします。んじゃ、真贋を見分けるポイントはないのか?というと、そのためには知識とかが必要になってくるのですね。
なので、とりあえず、「誰が書いてるのか?」がわからない情報は基本的に信じないというスタンスで十分だと思っていたりします。
例えば、署名記事があったとして記者が誰なのかわからなかったとしても、その記事が全国紙に載っているものだったりすれば「間違ってたとしても間違えるのも当然だよね……」と人は思ってくれますが、「まとめサイトに書いてあった」とか言われたら、この人頭悪いな……と思われたりします。
つまり、「誰が書いているのか?」を調べると、間違えたときに責任転嫁しやすいのです。子供に情報の精査を求めるのは難しいので、まずは、そういう段階からスタートするのが良いと思うのです。
―[ひろゆき連載コラム「僕が親ならこうするね」]―
【ひろゆき】
西村博之(にしむらひろゆき)’76年、神奈川県生まれ。フランス在住、たまに日本。2ちゃんねる・ニコニコの元管理人で、英語圏最大の掲示板サイト『4chan』現管理人。SPA!誌面にて11年間にわたり「ネット炎上観察記」を連載。近著に『自分は自分、バカはバカ』(SBクリエイティブ)など
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