
* * * 「飽きた。自分の味に、とことん飽きた」 都内在住の女性(44)は、今晩作るメニューを考えて、そうため息をついた。女性は子どもはおらず、同じ年の夫と共働きの2人暮らし。夕食は夫婦で概ね交代で作る。以前の食生活は外食中心で、自炊の頻度があがったのは、コロナ禍ゆえだ。 豚しゃぶ、焼き魚、鶏肉のソテー、冷ややっこ、煮物……。 どの料理を思い浮かべても、記憶の中で味まで再現できる。夫の料理ですら、味わいはすべて想定の範囲内だ。 1度目の緊急事態宣言中は、自炊にまだ新鮮味があった。手料理を楽しみ、夫と「自炊も、まったり過ごせてなんだかいいね」と言い合った。 2度目の緊急事態宣言中は、たまに感染対策をとった飲食店に赴いて軽く飲んで肴をつまみ、食事のマンネリ化を避けた。 だが、3度目ともなると、いよいよ限界を感じた。さっと作れるがそこまで多くないレパートリーは何巡もした。さらにアルコール提供の終日自粛要請が出された。女性と夫は夕食に酒がないと味気なく、外食を諦めた。テイクアウトも試したが、濃いめの味付けはピンとこない。もうしばらく、このマンネリ極まる食生活を続けなければならないと思うと、気が重い。 ■マンネリ打破の秘策 今年1月、「フーディストサービス」が20~60代以上の男女を対象に実施したアンケート(有効回答694人)によると、「料理をする際に困っていることやストレスに感じていること」がある人からは、「献立のレパートリーに悩む(62%)」「毎食作るのが大変(54%)」に次ぎ、「自身の料理の味に飽きてしまう(33%)」という回答が寄せられた。 多くの人が自分の料理に辟易しているということだ。 そんなマンネリを打破し、新風を起こしてくれる秘策はないものか。科学する料理研究家のさわけんさんに相談した。
からの記事と詳細 ( 香味常備菜がごはんを救う おうちごはんのマンネリ打破する黄金レシピとは〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3zwu0JM
No comments:
Post a Comment