米Microsoftは7月8日(現地時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2021年6月アップデート(v1.58)を正式リリースした。今月の目玉は、統合ターミナルをエディター領域へ作成・移動できるようになったことだ。小さなボトムパネルではなく、広いエディター画面でターミナルを使いたいといった要望に応えてくれる。
ターミナルをエディター領域で利用するには、いくつかの方法がある。
- コマンドパレットで[Create Terminal in Editor Area]コマンドを利用
- 「ターミナルタブ」からターミナルをエディター領域へドラッグ&ドロップする
- ターミナルにフォーカスした状態で、コマンドパレットから[Move Terminal into Editor Area]コマンドを実行
- 「ターミナルタブ」の右クリックメニューにある[Move into Editor Area]コマンドを利用
通常のエディター画面と同様、上下左右の分割やタブの切り替えも可能で、レイアウトの自由度は高い。
さらに、「制限モード」の画面からそれをカスタマイズするための設定画面(「@tag:workspaceTrust」によるオプションフィルタリング)へアクセスできるようになった。「制限モード」のバナーが煩わしいときに、無効化するオプションなども追加されている。
また、エディターのスクロールバーの表示や幅を変更するオプションが導入されたほか、設定エディタ―では複数のチェックボックスと列挙ドロップダウンがサポートされた。Markdownプレビューでは「KaTeX」による数式の表示が可能。「Jupyter」ノートブックのサポートも強化されている。
「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。JavaScript、TypeScript、Node.jsを組み込みでサポートし、強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー対応の拡張機能を追加することで、幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を用いてアップデートすることも可能だ。
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