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Sunday, December 3, 2023

広告ブロッカーに対するGoogleの次の一手は「拡張機能」の ... - au Webポータル

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広告ブロッカーに対するGoogleの次の一手は「拡張機能」のアップデート遅延 - 画像


Googleは2023年10月頃からYouTubeにおいて、広告ブロッカーの使用を取り締まる施策を導入しており、Googleと広告ブロッカーを提供する企業との間でいたちごっこが繰り広げられています。さらにGoogleは広告ブロッカーを取り締まる次なる一手として、Chromeでの拡張機能のアップデートの際に、独自アップデートを行うことを禁止する見通しで、これにより数時間~数週間にわたる審査を受ける必要が生じる可能性が報じられています。
Inside the 'arms race' between YouTube and ad blockers
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Chrome’s next weapon in the War on Ad Blockers: Slower extension updates | Ars Technica
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GoogleはこれまでYouTubeにおいて、広告ブロッカーを導入しているユーザーに対し、動画視聴を3回までに制限するテストを行ったり、「広告ブロッカーの利用はYouTubeの利用規約で認められていません」といった表示を行ったりするなど、広告ブロッカー取り締まりに向けてさまざまな取り組みを行ってきました。これに対し、広告ブロッカー側は、広告配信手段を回避するための新たな戦略を開発しユーザーに提供しようと試みています。一方でGoogleも動画自体に広告を埋め込んだり、動画と同じドメインから広告を配信したりして、広告ブロッカーを回避して広告掲載を行おうとしており、Googleと広告ブロッカーとの間でいたちごっこが続いています。
広告ブロッカー「Ghostery」のプロダクト・エンジニアリング担当ディレクターのクシシュトフ・モドラス氏は「世界最大のコンテンツパブリッシャーの1つとして、Googleは広告ブロッカーの回避に常に投資を行っています」と述べ、DNSフィルタリングやネットワークフィルタリング、掲載された跡を残さず広告をブロックする「コスメティックフィルタリング」などの広告ブロック戦略が、Googleの取り組みによって機能しなくなったことが語られています。
さらに、Googleの純正ブラウザであるChromeは、2024年6月に拡張機能の仕様であるManifest V2を終了し、最新版であるManifest V3に移行する予定です。このManifest V3は、拡張機能とウェブサイト間のデータのやり取りや、拡張機能に持たせられる柔軟性が低下するため、拡張機能のパフォーマンスが大幅に制限されると批判されています。
GoogleがManifest V2の非推奨化を再開、Chromeで将来的に広告ブロッカーを制限する計画が前進 - GIGAZINE

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モドラス氏は「現状の広告ブロッカーは、オープンソースのコミュニティリストを使用することで、独自にブロックリストを更新できていました。しかし、Manidest V3が導入されると、広告ブロッカーがブロックリストを更新したい場合、常に完全なアップデートをChromeウェブストアを通じてリリースする必要が生じます。そのため、Googleによる数時間~数週間にわたる審査を受ける必要があります」と述べ、Manifest V3が導入される予定の2024年6月以降は、広告ブロッカーがYouTubeの対応に追いつくことが困難になる可能性を指摘しています。
モドラス氏はさらに「YouTubeはかつてないほど頻繁に広告ブロッカーに適応するためのアップデートを行っています。広告ブロッカーを検出して広告配信を行うためのYouTubeの変更に対抗して、広告ブロッカーを提供し続けるためには、ブロックリストを少なくとも毎日、場合によってはそれ以上の頻度で更新する必要があります。そのため、一部の広告ブロッカーは今後これらの変化について行けなくなるでしょう」と推測しています。

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またモドラス氏は「Manifest V3が導入されると、広告ブロッカーのイノベーションの未来が閉ざされます。今後もGoogleは、広告ブロッカーが広告やオンライン追跡に反応する方法に対してさまざまな対抗措置を導入してくるでしょう」と述べています。
この件を報じた海外メディアのEngadgetに対しYouTubeの広報担当者は「プラットフォーム上で掲載される広告は、世界中のクリエイターの多様なエコシステムをサポートしており、広告ブロッカーの使用はYouTubeの利用規約に違反しています」と指摘しました。

Adblock test (Why?)


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