卵かけご飯、オムレツ、茶碗(ちゃわん)蒸し…と、卵を使ったメニューは際限なく広がる。毎日のように口にする卵を上手に料理するにはどうしたらいいだろう。“卵のスペシャリスト”は、「産卵日」に注目して使い分けるのをすすめる。(榊聡美)
■年間に338個を消費
卵といえば、かつてはコレステロールを気にして敬遠する人が少なくなかった。
「2015年の『日本人の食事摂取基準』からコレステロールの摂取量に関して上限値がなくなり、消費量は伸びています。2019年で1人当たり年間338個も食べている計算で、メキシコに次ぐ世界第2位の卵消費国です」
こう説明するのは、卵加工品を手掛けるキユーピーのグループ会社、キユーピータマゴ(東京都調布市)経営企画室の児玉大介さん(37)。良質なタンパク質以外にも、卵黄に含まれるコリンが認知症予防に期待され、健康のために食べるという意識に変わってきているとか。
生で食べるか、火を通すかの目安になるのが、「安心して生食できる期限」を示す賞味期限だ。21日以内を限度としているが、生産業者や流通によって14日程度にしているものもある。
「一部のパックには『産卵日』も併記されています。そこに注目すると料理がしやすくなったり、おいしさを引き立てたりすることができるんです」。児玉さんは“卵のソムリエ”である「五ツ星タマリエ」の資格を持つ、卵のスペシャリストだ。一般社団法人、日本卵業協会が運営する資格認定制度で、最高位の五ツ星は5月現在、2人しかいない。
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